Advantage
NHAの共同購入の強み
NHA加盟病院数
NHAは、全国の急性期病院345病院(2024年4月現在)が設立母体を超えて加盟する、日本で最大の共同購入組織です。「病院による病院のための共同購入」を理念に掲げ、加盟病院の経営改善と医療の質の向上に資することを目的としています。
NHAは医療材料にとどまらず幅広い分野で共同購入を推進しています。また、発足当時から米国大手GPOのPremier社の支援を受け、Premier社の知見やノウハウを生かし、わが国の実情に即した共同購入に取り組んでいます。
経営主体 | 病床数 | 加盟病院数 |
---|---|---|
市町村立 | 21,530 | 49 |
医療法人 | 10,581 | 57 |
都道府県立 | 15,514 | 35 |
日本赤十字社 | 16,978 | 36 |
国家公務員共済組合連合会 | 10,009 | 29 |
国立病院機構 | 10,741 | 22 |
地方独立行政法人 | 10,896 | 23 |
労働者健康安全機構 | 6,674 | 16 |
社会医療法人 | 4,111 | 13 |
私立学校法人 | 6,325 | 11 |
地域医療機能推進機構 | 1,813 | 6 |
恩賜財団済生会 | 2,313 | 7 |
経営主体 | 病床数 | 加盟病院数 |
---|---|---|
厚生連 | 1,944 | 6 |
企業立 | 2,562 | 7 |
公立学校共済組合 | 1,618 | 5 |
社会福祉法人 | 1,979 | 5 |
公益社団法人 | 1,368 | 4 |
一般財団法人 | 1,695 | 5 |
国立大学法人 | 2,875 | 4 |
特定医療法人 | 638 | 3 |
公立大学法人 | 226 | 1 |
医療生活協同組合 | 312 | 1 |
総計 | 132,702 | 345 |
中立であること
共同購入は、あらゆる企業から中立であることが求められます。病院の立場に立った選定と全ての病院に恩恵をもたらす条件を追求するため、NHAは、あらゆるサプライヤー、卸業者、関連企業、また、あらゆる病院や病院グループから中立です。
NHAは、事務局業務をエム・シー・ヘルスケア株式会社(MCH)、株式会社FSユニマネジメント(FSユニ)に委託していますが、両社から独立した立場で活動しています。共同購入事業の運営や商品・サービスの選定において、両社および関連企業の影響を受けることはありません。
また両社には厳重な守秘義務を課し、共同購入に関連する病院のデータや情報、あるいはサプライヤーから提供されるデータや情報が漏えいしたり、転用されることはありません。
How GPO Works
共同購入の仕組みとメリット
NHA共同購入の仕組み
NHAは、「経営コストの削減は全ての病院に共通する優先課題の一つ」という認識に立ち、母体を超えた「病院による病院のための共同購入」によって、病院の継続的な経営コスト削減に貢献することを目的としています。
加盟病院の購買データや経験とエビデンス(価格・数量・シェア・品質)に基づきサプライヤーと直接交渉を行い、幅広い領域で、購買量に応じた戦略的な購買条件を獲得します。加盟病院が増え購買量が増えるほど、サプライヤーからより良い条件を得ることが可能となります。
NHAの運営主体は加盟病院です。NHAの運営に係る意思決定は、加盟病院を代表する理事会が行います。共同購入する商品やサービスの選定と条件は、病院が派遣する委員による専門委員会で決められます。専門委員会では、参加委員と全病院に経済的な恩恵があることを前提に、使用現場の立場から選定を行います。
NHA共同購入のメリット
共同交渉は…
母体を同じくする病院が、グループ病院全体の購入量を背景として、サプライヤーと交渉する「共同交渉」が行われることがあります。サプライヤーはグループ病院内でのシェア上昇を期待して値引き条件を提案しますが、実際には既存品(既に選定品を採用している病院)に値引きが適用される一方、他社品から選定品への切り替えが進まず、十分な経済効果が得られないケースが多いようです。サプライヤーのメリットも限定され、次年度以降のサプライヤーの提案が後退することにもなりかねません。「共同交渉」では、経済効果の確保と継続性に課題があると考えられます。
共同購入は…
「共同購入」は、加盟病院とサプライヤーのWin-Winの関係を前提としています。病院は、共同購入の選定品の購買量を増やすことで、サプライヤーから通常では得られない値引きを得る仕組みです。「共同購入」では、選定品の説明、使用現場への採用働き掛け、製品評価支援、採用の進捗管理、選定メーカーとの連携、結果に応じた成果の還元など、病院への事務局の活動が重要な役割を持ち、病院の当事者意識と相まって、高い経済効果を継続的に上げることが可能となります。
NHAの値上げ対応について
2022年度来、原油高・輸送料・原材料等の価格高騰や円安により、メーカー各社は値上げをしています。NHAでは全てのメーカーに値上げの根拠を確認する一方、値上げ要因となる各種相場の推移をモニターし、値上げの幅が適正であるか確認、相場の好転に応じ臨機にメーカーに価格の値下げを求めることとしています。
患者行動の変化
2023年5月より、新型コロナウィルス感染症が5類に移行されました。新型コロナウィルスによる患者行動の変化は、病院の収益構造にも影響すると思われますが、病院は更に経費コントロールをしていく必要があります。NHAの1病院あたりの平均成果額は4,500万円(中小病院を除く)で、経済効果が大きく、医療の質を下げずに、コスト削減に取り組むことができます。また、コスト削減の他に、共同事業にも取組んでおり、加盟病院間の知見や情報を共有することで、病院の経営や運営の改善に役立てることができます。
Award Process
選定プロセスから病院の使用まで