Other Solutions
共同購入以外の取り組み
NHAでは、共同購入とは別に、加盟病院の経営改善に資するテーマについて、経営層委員会の下で委員会を設けさまざまな活動を行っています。
治験(IRB)
NHAは、加盟病院を「メガホスピタル」として位置づけ、治験の症例数を確保し、病院の収益増と共に、日本の治験の国際競争力強化を目指しています。これにより、加盟病院には多くの治験機会が提供され、病院経営の支援に繋がります。
また、NHAは複数病院の治験審査を集約し、病院の負担を軽減するために信頼性の高いセントラルIRBを立ち上げました。このシステムにより、治験審査の質と生産性を向上させ、病院と製薬メーカーにとって魅力的な治験審査を提供します。
*2025年4月を目途に当ホームページをリニューアルいたします。
標準業務手順書
- 治験審査委員会標準業務手順書
- 治験審査委員会事務局責任者·記録保存責任者指名書
- 治験関連文書の電磁的取り扱いに関する標準業務手順書
- 治験審査委員会の審査資料における電子化について
- 治験審査委員会のWEB開催について
委員名簿兼指名書
*委員の詳細の経歴については2025年4月リニューアルサイトにて掲載する予定です。
記録の概要(審査結果)
*審査を開始した後に公開
IRBの受託の流れ(審査依頼から結果通知)
開催スケジュール
治験審査委員会 毎月第4金曜日 15:30-16:30 開催
- 第1回治験審査委員会 2025年1月24日
- 第2回治験審査委員会 日程調整中
*IRB事務局の業務の一部をシミックヘルスケア・インスティテュート株式会社へ委託しています。
電力ベンチマーク
電力の契約価格は同じ地域でも病院間に差異があり、病院が不利な条件で契約しない為に、地域別に病院の電力契約価格のベンチマークを行っています。また、病院の使用エネルギーを分析し、病院に応じた省エネのメニューや関係補助金の案内を行っています。
情報システム費用の病院経営への影響度調査
電子カルテ等の年間費用(減価償却費や保守費・ランニングコスト等)が病院の医業収益に占める比率を、病院の規模、患者数、診療単価、入院/外来比、システムベンダー等の切り口で、加盟病院間のベンチマークを提供する調査を行っています。
情報システム投資は経営上の大きな負担となっており、情報システムの更新や導入時の参考情報を提供する取組みです。
病院の職種別従業員調査
病院は、医師や看護師の他に30に及ぶ様々な職種の方を必要としていますが、多くの職種で要員数の基準が曖昧です。NHAでは、病院の全職種について加盟病院を調査し、病床規模別、経営主体別、都市/地方別、DPC病院群別等の切り口で、職種別の平均職員数を調査し、報告しています。又、職種別の平均給与を回答した病院には、同様に切り口で、職種別の平均給与を報告しています。
職種ごとの適正な要員配置は病院経営の重要な課題ですが、要員の見直し或いは補充や増員を検討する時の判断材料を提供する取組みです。
患者アンケート(入院・外来)
一社)PX研究会の協力を得て、加盟病院の患者アンケートを支援しています(費用はNHA負担)。NHAの患者アンケートは、患者の病院での印象を問う「患者満足度(Patient Satisfaction=PS)」調査ではなく、欧米で主流となっている、患者が医療サービスを受ける中での経験を調査する「患者経験価値Patient Experience=PX)調査」です。患者が病院で経験する一連のプロセスに着目して調査し、病院毎に強み・弱みの統計分析や設問毎の病院間比較を報告し、患者サービスのプロセス改善による患者満足度の改善を目指す取組みです。
加盟病院間の災害相互支援
加盟病院間の災害相互支援や災害に備える備蓄物資の共同購入を行っています。大規模災害発生時に、共同購入の成果金の一部を利用し、災害物資を被災病院に供与する事業を行っています。
備蓄物資のベンチマークや災害対策物資・備品の共同購入を行い、加盟病院間で災害訓練の見学等、災害訓練の質を高める取り組みも行っております。